セパタクローのルール解説|3人制の得点・サーブ・反則の見方
セパタクローの3人制「レグ」は、足や頭などでボールをつなぎ、ネット越しに返す競技です。チームで3回以内に返球し、原則15点で1セット、2セットを先に取ると勝利となります。
ただし、14対14からの得点や、体に続けてボールが当たったときの数え方には注意が必要です。この記事では、日本セパタクロー協会の競技規則をもとに、3人制の観戦で迷いやすい場面を説明します。
最初に確認したい「レグ」とタッチの基本
3人制を対象にルールを読む
レグは3対3で行う種目です。セパタクローには2人制のダブルや4人制のクワッドもあり、この記事のサーブ位置などをすべての種目に当てはめることはできません。
JOCのセパタクロー競技紹介でも、人数の異なる種目を区別して説明しています。観戦するときは、まず試合名にある種目を確認すると分かりやすくなります。
1人で続けて触ってもよい
同じ選手が連続してボールに触れること自体は反則ではありません。 バレーボールのイメージで「続けて触ったから反則」と考えないことがポイントです。
例えば、1人が足で受け、もう一度足で上げて、3回目に相手へ返す組み立てもできます。一方、誰が触るかにかかわらず、チームのタッチが合計3回を超えることはできません。
得点は15点が基本、14対14からは17点先取
サーブ側でなくても得点できる
ラリーの結果、反則をした側の相手に1点が入ります。サーブを打ったチームだけが得点できる仕組みではありません。
日本協会が掲載するレグの競技規則では、通常は15点でセットが決まり、14対14になると17点先取に切り替わります。14対14になった後は、単に2点差がつけば終わるわけではありません。
| 得点の例 | セットの扱い |
|---|---|
| 15対13 | 15点を取った側の勝ち |
| 14対14から16対14 | まだ続く。17点には達していない |
| 17対16 | 17点を取った側の勝ち |
この表は、規則を得点例に置き換えたものです。「デュース」という言葉だけで他競技の2点差ルールを思い浮かべず、17点に届いたかを見てみましょう。
先に2セットを取れば勝ち
試合は最大3セットで、2セットを先取した側が勝ちます。1セットずつ取り合った場合は、第3セットで決着します。
サーブは1点ごとに交代する
得点した側が続けて打つわけではない
サーブは得点したチームに関係なく、1点ごとに交互に打ちます。 14対14以降も同じです。
例えばAがサーブを打ったラリーでAが得点しても、次はBのサーブとなります。サーブの順番と得点した側を別々に見ると、試合の流れを追いやすくなります。
軸足と前方の2人の位置に注目
サーブを蹴る選手はテコンと呼ばれ、蹴らない側の足をサービスサークル内に置いて構えます。前方の2人は、それぞれクォーターサークルというネット際の区画内で待ちます。
蹴る前に軸足を離さない
テコンがボールを蹴る前に軸足を床から離したり、軸足がサービスサークルから完全に出たりすると反則です。高い位置で蹴る足だけでなく、体を支える足にも注目するとサーブの難しさが見えてきます。
ネットに触れたサーブは必ず失敗ではない
サーブのボールがネットに触れても、それだけで反則や打ち直しにはなりません。規定のネット上の通過範囲を越え、相手コート内に入れば有効です。
反則は「回数」「腕」「ネット際」を分けて見る
3回を超えるタッチや、腕への接触に注意
4回目のタッチ、ボールが腕に当たるプレー、脚や体でボールを挟んで止めるプレーなどは反則です。「足で扱う競技だから、脚ならどのように扱ってもよい」というわけではありません。
観戦では、ボールの行方だけでなく、受けてから返すまでの接触を数えてみるとよさそうです。細かな接触が続く場面では、次に説明するローリングボールの扱いも関係します。
ボールがネットに触れることと、選手が触れることは別
ボールがネットに当たる場面と、選手の体やユニフォームなどがネットに触れる場面は区別します。選手側のネットへの接触は反則となります。
また、相手側にあるボールへの接触は禁止です。体が相手側へ入る行為にはフォロースルーの例外がありますが、それを「相手側のボールも自由に蹴ってよい」と解釈することはできません。
2026年4月からのローリングボールの解釈変更
サーブを受ける場面と、それ以外を区別する
ローリングボールは、ボールが体の表面を転がる動きに関係する用語です。以前の解釈では、レシーブ中にボールがいったん体から離れて別の部位に触れても、動作が連続していれば1タッチと扱う場合がありました。
日本協会のローリングボールに関する解釈変更は、2026年4月から実施される同協会主催の競技大会を対象としています。変更後は、次のように場面を分けます。
| 場面 | タッチの数え方 |
|---|---|
| サーブレシーブ | 従来の解釈を継続 |
| サーブレシーブ以外のレシーブ | 体から離れて別の部位に再接触した場合は、動作が連続していても2タッチ。体の表面を転がる動きも2タッチ |
「一連の動きだから1回」と決めつけない
例えば、サーブ以外の返球を受ける際に、足から離れたボールが別の部位に当たれば、連続した動きでも2タッチとなります。その後に別の選手が触れば3タッチになるため、残りの回数の見方が変わります。
サーブレシーブの「従来通り」も、どんな接触でも1回になるという意味ではありません。大会ごとの適用規則や要項も確認し、この国内大会向けの案内をすべての大会へ一律に当てはめないようにしましょう。
まとめ
3人制のセパタクローは、得点、サーブの順番、タッチの回数を分けて見ると理解しやすくなります。特に接戦の得点とレシーブの接触は、見た目だけでは判断しにくいポイントです。
私も、豪快な空中技だけでなく、残りのタッチ数を考えてつなぐ工夫に注目すると、観戦がさらに面白くなると感じます。観たい試合の種目と大会要項を確認し、まずは1ラリーの接触を数えるところから楽しんでみてはいかがでしょうか。




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