赤松諒一の走高跳|2m31を生む助走スピードと力強い踏み切り
赤松諒一選手は、走高跳で2m31の自己記録を持ち、オリンピックと世界選手権で入賞してきた選手です。スピードに乗った助走を力強い踏み切りへつなげる跳躍を強みにしています。
TBS系列『アジア大会 愛知・名古屋』では、男子走高跳決勝を含む大会中継が2026年9月27日(日)18時30分から放送予定です。決勝は同日20時15分に始まる予定です。この記事では、走高跳のルール、赤松選手の実績、助走からバーを越えるまでの注目点をまとめます。
赤松諒一選手の自己記録と世界大会実績
パリオリンピックで2m31を記録
赤松選手は1995年生まれ、岐阜県出身で、岐阜大学大学院を経てSEIBU PRINCEに所属しています。2024年8月のパリオリンピックで2m31をクリアし、自己記録を更新しました。
パリオリンピックでは5位に入り、日本男子の走高跳では88年ぶりのオリンピック入賞となりました。2023年ブダペスト世界選手権と2025年東京世界選手権でも8位に入っています。
アジアの大会でも優勝を経験
赤松選手は、2023年と2024年のアジア室内選手権で優勝しました。2023年の杭州アジア大会では6位タイとなっています。
世界大会で3回入賞し、アジア室内でも連覇していることから、国内だけでなく国際大会で結果を残してきた選手だと分かります。
走高跳の基本ルール
バーを落とさずに越えた高さを競う
走高跳は、2本の支柱に掛けられたバーを助走から跳び越え、成功した最高の高さを競う種目です。競技が進むとバーは段階的に高くなります。
選手は片足で踏み切らなければなりません。バーを落とさず、身体がバーを越えて着地場所へ入れば成功です。
同じ高さで最大3回まで挑戦できる
各選手は、原則として一つの高さに最大3回まで挑戦できます。ただし、必ず3回跳ばなければならないわけではなく、次の高さへ進むために試技をパスすることもできます。
同じ高さまたは複数の高さにまたがって3回連続で失敗すると、競技終了です。1回目で成功するか、失敗後にどの高さへ挑むかという判断も順位に関わります。
同じ高さでも失敗数で順位が変わる
複数の選手が同じ高さまで成功した場合、その高さを少ない試技数で越えた選手が上位になります。それでも並ぶ場合は、競技全体の失敗数が少ない選手が上位です。
記録だけでなく、各高さを何回目で成功したかを確認すると、順位争いを理解しやすくなります。
背面跳びはどのようにバーを越える?
カーブした助走で身体を回転させる
現在のトップ選手が主に使う背面跳びでは、直線からカーブを描くように助走し、バーに対して斜めから入ります。カーブを走ることで身体を内側へ傾け、踏み切った後に背中をバーへ向ける回転を生み出します。
歩数、曲線の大きさ、最後の数歩のリズムをそろえ、助走の速度を上向きの力へ変えることが必要です。
踏み切りで上方向の力を生む
踏み切りでは、バーから遠い側の足を地面につき、反対側の膝や両腕を引き上げます。前へ走る速度を失いすぎず、身体を上へ持ち上げる瞬間です。
赤松選手は自身の強みを「スピードに乗った助走からの力強い踏み切り」としています。日本陸連の大会コメントでも、助走最後の速度を落とさず、踏み切りまで流れをつくることを重視してきました。
背中、腰、脚の順にバーを越える
踏み切った後は、頭と肩をバーの先へ運び、背中を反らせて腰を高くします。腰がバーを越えた後に顎を引き、脚を持ち上げることで、かかとがバーへ触れるのを避けます。
一つの大きなジャンプではなく、身体の各部分を順番にバーの上へ通す動きです。バーが揺れたときは、背中、腰、脚のどこが触れたのかを見ると跳躍の難しさが分かります。
赤松諒一選手の跳躍で注目したい点
助走の後半で速度を落とさない
赤松選手は、助走の流れを長く課題として挙げてきました。最初はゆったり入り、最後を駆け上がるようにまとめたことで、2023年の日本選手権では当時の自己記録となる2m29を成功させています。
観戦するときは、助走の速さだけでなく、最後の3歩ほどで歩幅が乱れていないか、減速せずに踏み切れているかが注目点です。
高さが上がっても同じ動きを繰り返す
バーが自己記録に近づくほど、選手は力みやすくなります。赤松選手も世界選手権後のコメントで、高いバーでも力まず、滑らかな助走から踏み切る必要性を語っています。
低い高さから勝負の高さまで、同じ助走と踏み切りを再現できる安定性が重要です。
試技の間に修正できるか
1回目に失敗しても、バーへの接触位置や踏み切り位置を確認し、次の試技で修正できます。赤松選手は2022年の大会で、2m27を3回目に成功させた経験を、試技中の調整力につながる内容として振り返りました。
助走開始位置をわずかに変えるのか、カーブの入り方を整えるのか、同じ高さへの再挑戦で動きがどう変わるかも見どころです。
アジア大会で注目したいこと
地元に近い舞台で表彰台を目指す
岐阜県出身の赤松選手にとって、愛知・名古屋大会は地元に近い場所で行われる国際大会です。日本代表内定会見では、メダル獲得と優勝を視野に入れる考えを示しています。
男子走高跳には坂井宏和選手も日本代表としてエントリーしています。成功した高さだけでなく、両選手の失敗数やパスの選択にも注目です。
まとめ
赤松諒一選手は、走高跳で2m31の自己記録を持ち、パリオリンピック5位、世界選手権2大会で8位に入っています。走高跳では、カーブした助走の速度を片足の踏み切りで上向きの力へ変え、背中、腰、脚の順にバーを越える技術が必要です。
バーを越えた瞬間だけでなく、助走後半のリズムや、失敗した後の修正を見ると、赤松選手の強みをより深く楽しめそうです。試技数とパスの選択も確認しながら、表彰台への挑戦を応援したいですね。




-320x180.jpg)
-320x180.jpg)

